展覧会

久留米市美術館開館記念
2016 ふたたび久留米からはじまる。九州洋画

2016.11.19(土) ‒ 2017.01.22(日)

  • 開催終了
2016 ふたたび久留米からはじまる。九州洋画

九州に生まれた、あるいは九州にゆかりの65名の洋画家たちの作品約110点によって、明治から現代に受けつがれる洋画の流れをたどる展覧会。明治初期の百武兼行(佐賀)、曽山幸彦(鹿児島)、中期の黒田清輝(鹿児島)、藤島武二(鹿児島)、岡田三郎助(佐賀)、和田英作(鹿児島)、その後青木繁(福岡)、坂本繁二郎(福岡)、児島善三郎(福岡)、海老原喜之助(鹿児島)、瑛九(宮崎)らがつづく。この展覧会では、彼らの作品を通して、九州の豊かな文化力と魅力を感じとっていただきたい。

出品目録(PDF/2.7MB)

見どころ

第1章 美しき九州

猛々しく黒煙を噴き出す桜島、筑紫次郎の名を持つ筑後川。画家にとって九州の雄大な自然は魅力的な題材でした。久留米の風景をはじめ、九州各地の美しい景色をご紹介します。

  • 青木繁《月下滞船図》
    青木繁《月下滞船図》
    石橋財団ブリヂストン美術館蔵
  • 坂本繁二郎《放水路の雲》
    坂本繁二郎《放水路の雲》
    久留米市美術館蔵
  • 古賀春江《風景》
    古賀春江《風景》
    個人蔵

第2章 トップランナー

各県で最も早く洋画を学んだ画家たちを取りあげます。洋画の始まりが近代化の歩みと連動している点など、当時の社会背景とともにご覧ください。

  • 彭城貞徳《和洋合奏の図》
    彭城貞徳《和洋合奏の図》
    長崎県美術館蔵
  • 床次正精《西郷隆盛像》
    床次正精《西郷隆盛像》
    鹿児島市立美術館蔵

第3章 九州洋画めぐり

各県ごとに洋画の歴史をたどります。同一出身県で展示することにより影響関係や交友の様子、県民性などを見ることができます。

  • 瑛九《ブーケ(花束)》
    瑛九《ブーケ(花束)》
    宮崎県立美術館蔵
  • 和田三造《南風》
    和田三造《南風》
    東京国立近代美術館蔵
  • 岡田三郎助《裸婦》
    岡田三郎助《裸婦》
    佐賀県立美術館蔵

第4章 九州人

東京や海外に拠点を持つ画家が増える一方、中央から距離を置き、郷里九州で制作を行う画家たちがいました。彼らが九州に留まった意図や中央への意識など、地方画家としての意識に迫ります。

  • 坂本善三《作品82》
    坂本善三《作品82》
    坂本善三美術館蔵
  • 宇治山哲平《王朝(絵画No.358)》
    宇治山哲平《王朝(絵画No.358)》
    大分県立美術館蔵
  • 坂本繁二郎《放牧三馬》
    坂本繁二郎《放牧三馬》
    石橋財団ブリヂストン美術館蔵

スペシャルナビゲーターに久留米出身の女優・吉田羊さん

テレビや映画など各方面で大活躍中の女優・吉田羊さんが音声ガイドで九州洋画の世界をご案内します。

  • 女優・吉田羊さん 女優・吉田羊さん

基本情報

会期
2016.11.19(土) - 2017.01.22(日)
会場
久留米市美術館 本館2階
入館料
個人 団体
一般 1,000円 800円
シニア(65歳以上) 700円 500円
大高生 500円 400円
中学生以下 無料
前売り (Pコード767-907/Lコード85057) 600円
  • *団体料金は15名以上。
  • *障害者の方は手帳をご提示いただきますと、ご本人と介護者1名が一般料金の半額となります。
  • *前売券はチケットぴあ、ローソン各店にて展覧会開始日の約1か月前より販売。
主催
久留米市美術館
特別助成
公益財団法人石橋財団
後援
久留米市教育委員会、毎日新聞社、朝日新聞社、読売新聞社、西日本新聞社、NHK福岡放送局、九州朝日放送、RKB毎日放送、TNCテレビ西日本、FBS福岡放送、TVQ九州放送