展覧会

2023年度 展覧会スケジュール

  • コレクションing4 野見山暁治の見た100年

    コレクションing4 野見山暁治の見た100年2023.4.22(土)‐2023.6.4(日)

    作品収集が現在進行形である、という意味を込めた「久留米市美術館のコレクションing」展。第4弾となる今回は、現在の飯塚市に生まれ、100歳を超えてもなお制作活動を続ける画家・野見山暁治(1920-)を中心に取り上げます。本展では、氏から寄贈された8点を含む久留米市美術館所蔵の13点と西日本シティ銀行から寄託を受けている6点の野見山作品を軸として、彼が見つめてきた100年にわたる日本洋画の展開をたどります。

    野見山暁治《顔》1975年 久留米市美術館蔵
  • アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで

    アーツ・アンド・クラフツとデザイン ウィリアム・モリスからフランク・ロイド・ライトまで2023.6.17(土)-2023.8.17(木)

    「ものづくり」の時代を理想とし、暮らしの中に美しいデザインを求めたウィリアム・モリス。その思想に共鳴した英国の作家たちによる「アーツ・アンド・クラフツ運動」は、やがてリバティ商会のようなプロダクトへ。さらにはアメリカのティファニーや建築家フランク・ロイド・ライトへと世界各地で多様に展開しました。本展ではテキスタイルや壁紙、家具、タイル、ガラス、アクセサリーなど約170点を通してその広がりを紹介します。

  • 顕神の夢 ―幻視の表現者― 村山槐多、関根正二から現代まで

    顕神の夢 ―幻視の表現者― 村山槐多、関根正二から現代まで2023.8.26(土)-2023.10.15(日)

    「顕神の夢」とは、人知を超えたどこかから「何か」がやって来るという感覚や霊的な体験を創作のモチベーションとする表現者たちの心情を仮に名付けたものです。本展では、神の姿を無心に映し出す者、幻視体験を作品化する者、目には見えない「光」を色彩で表そうとする者たちなどに注目し、彼らの作品をそれにふさわしい尺度、いわば「霊性の尺度」で見直すことで、それらがもつ豊かな力の再発見、再認識を試みます。

  • 芥川龍之介と美の世界 二人の先達─夏目漱石、菅虎雄

    芥川龍之介と美の世界 二人の先達─夏目漱石、菅虎雄2023.10.28(土)‐2024.1.28(日)

    芥川龍之介(1892-1927)の文学は美術と深く関わるという点で夏目漱石(1867-1916)の文学と共通する部分があります。晩年の漱石に才能を見出された芥川は、漱石を師と仰ぎました。久留米出身の菅虎雄(1864-1943)は、芥川の第一高等学校時代のドイツ語の師にして漱石の親友、また漱石と芥川から書家として一目置かれる存在でもありました。本展では、芥川と美術の関わりを軸に、芥川の眼を通した美術世界を紹介するとともに、三人の交流にも注目します。

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