展覧会

2018年度 展覧会スケジュール

  • 求道の画家 岸田劉生と椿貞雄

    求道の画家 岸田劉生と椿貞雄2018.04.07(土) - 2018.06.17(日)

    岸田劉生(1891-1929)は、東京の銀座に生まれ、ゴッホら後期印象派に刺激を受けつつも、やがて「内なる美」を追求した《麗子像》など独自の写実的な作品を残しました。
    その劉生を生涯敬愛した、山形県米沢市生まれの椿貞雄(1896-1957)は、劉生の影響を強く受けたひとりです。劉生の没後は、日本の美を見つめ直して、自身の絵画を一途に探求しました。
    本展では、二人の画業をあわせて紹介することで、日本近代美術の青春というべき時代の空気の中で格闘したそれぞれの個性を立体的に浮かび上がらせます。

  • 名画が奏でる8つのフーガ  青木・セザンヌ・ルノワールブリヂストン美術館コレクション展

    名画が奏でる8つのフーガ  青木・セザンヌ・ルノワールブリヂストン美術館コレクション展2018.07.14(土) - 2018.09.09(日)

    石橋財団コレクションを代表する8作家による8点をメインテーマに、一つの作品から次の作品へ、主題や色彩、作家相互の関係といった「連想」でゆるやかにつながる約100点が展示室に並びます。青木繁《わだつみのいろこの宮》や藤島武二《天平の面影》から、九州では初めての展示となるカイユボットの《ピアノを弾く若い男》まで。また、印象派のモネやルノワールから、ザオ・ウーキー、野見山暁治など今世紀の作家まで。時代や地域を超えて結ばれ、転調しながら変化していく名画たちがハーモニーを奏でます。

  • ブラティスラヴァ世界絵本原画展 BIBで出会う絵本のいま

    ブラティスラヴァ世界絵本原画展 BIBで出会う絵本のいま2018.07.21(土) - 2018.09.09(日)

    • 1階ギャラリー(本館)

    ブラティスラヴァ世界絵本原画展(略称BIB=Biennial of Illustrations Bratislava)はスロヴァキア共和国の首都ブラティスラヴァで2年毎に開催される世界最大規模の絵本原画コンクールで芸術性が高い作品、実験的でユニークな作品が集まることで知られています。第26回を迎えた2017年9月のコンクールには世界各国の国内審査を経て49か国から373組による2,657点の原画が集まり、日本人としては荒井真紀が《たんぽぽ》で金のリンゴ賞を、ミロコマチコが《けもののにおいがしてきたぞ》で金牌を受賞しました。この度の日本巡回展では「BIBで出会う絵本のいま」をテーマに受賞作品、日本からのノミネート作品、そして今注目の4か国として中国、イラン、イスラエル、韓国をとりあげ、絵本原画約200点と絵本および関連資料をご紹介いたします。

  • 長谷川利行展

    長谷川利行展2018.09.22(土) - 2018.11.04(日)

    自由奔放な筆致と、彼自身の劇的な生涯のため、ときに「日本のゴッホ」とも呼ばれる、長谷川利行(1891-1940)。
    京都に生まれた利行は、30歳頃に上京して画家を志し、1936年に二科展で樗牛賞を獲得するなど、一気に画家としての才能を開花させました。しかし、生来の放浪癖から次第に生活は破綻し、路上で倒れると養育院で誰にも看取られることなく49歳でこの世を去りました。
    絵を描くために生き、生きるために絵を描いた、あまりにも画家すぎる画家、長谷川利行。18年ぶりの大回顧展となる今回は、新発見作品や代表作を含む約140点でその全貌を紹介します。

  • サンダーソンアーカイブ ウィリアム・モリスと英国の壁紙

    サンダーソンアーカイブ ウィリアム・モリスと英国の壁紙2018.11.17(土) - 2018.12.27(木)

    イギリスの工芸家で近代デザインの先駆者、ウィリアム・モリス(1834-96)の壁紙を通して、19世紀イギリスで興隆した壁紙デザインの変遷を辿ります。英国有数の壁紙会社、サンダーソン社が所蔵するモリスの壁紙のほか、ヴィクトリア朝時代からの木版、彼が影響を受けた日本の輸出用壁紙「金唐紙」など約130点を初めてまとめて紹介。「モリス商会」の誕生からその後の「アーツ&クラフツ」運動に至る歴史、イギリスにおけるジャポニズム様式、当時の室内の再現コーナーなどで、「美しい生活」を提唱したモリスのデザインの魅力をお伝えします。

  • 久留米市美術館のコレクションing きょうも活動中

    久留米市美術館のコレクションing きょうも活動中2019.01.19(土) - 2019.03.24(日)

    久留米市美術館は、九州洋画の体系的コレクション形成にむけて、作品収集を続けています。また、石橋財団からの寄託作品全200点の一部を更新したばかりです。
    作品収集が現在進行形である、という意味を込めた「コレクションing」展。第2弾となる今回は、初のお披露目となるコレクションや寄託作品、そして、修復や額装といった美術館活動に注目します。
    いっそう充実したコレクションと寄託作品をあわせた約100点で、収集した後も続く「コレクションing」をお楽しみください。

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