施設紹介

石橋文化センターについて

石橋文化センター

石橋文化センターは1956(昭和31)年に株式会社ブリヂストンの創業者である石橋正二郎・名誉市民から郷土久留米市に寄贈されました。バラやツバキなど四季折々の花が彩る広大な庭園を有し、美術館をはじめ、音楽ホールや図書館を備える総合文化施設です。花と緑にあふれた園内は、市民の憩いの場として、文化芸術の拠点として、多くの人々に親しまれています。

寄贈理念

寄贈理念

正面に刻まれた「世の人々の楽しみと幸福の為に」という正二郎氏の寄贈理念は、今もなお園内のいたるところに息づいています。

ブランドステートメント

楽しみと幸福の時間。

楽しい気持ちは、きっと幸福につながるでしょう。
楽しい時間がたくさんあるほど、幸福な毎日と言えるでしょう。

変化に富んだ庭園とともにある、美術、音楽、図書。
ここ、石橋文化センターを訪れる人は足を運ぶにつれ、異なった楽しみに出会います。
花々の美しさや、創作、アートをテーマにしたイベントに参加して、浮き立つような楽しみをおぼえます。

1956年、石橋文化センターを建設・寄贈した石橋正二郎は、正面の石碑にこう記しました。
「世の人々の楽しみと幸福の為に」。
私たちはその想いを受け継いで、ここ久留米の地で、訪れる人の楽しみと幸福のある時間を創っています。

石橋文化センター年表

1956年
4月26日

石橋文化センター開園。【写真1】
株式会社ブリヂストンの創業者である石橋正二郎氏より会社創立25周年を記念して久留米市に寄贈。
【寄贈された施設】 美術館、体育館、文化会館(木造)、50メートルプールと観覧スタンド、野外音楽堂、テニスコート、児童遊園地、ペリカンプール、洋風庭園、ミロのヴィーナス像、「みどりのリズム」など敷地面積約30,361平方メートル。
【入園料】1人10円

【1】開園当日の石橋文化センター
【1】開園当日の石橋文化センター

4月23日
久留米文化振興会発足(任意団体)。
1963年
5月3日
石橋文化ホール・石橋文化会館完成。
石橋正二郎氏より久留米市に寄贈。石橋文化ホール客席数1,092席。こけら落としの記念行事は、開館初日の九州交響楽団特別演奏に始まり16の事業を開催。石橋文化会館には、レストランや結婚式場が開場。
4月1日
財団法人化され、財団法人久留米文化振興会となる。
1964年
7月5日
テニスコート跡地に豆自動車コースを開設。遊園地事業をスタート。
1968年
4月12日

皇太子殿下ご夫妻(現上皇・上皇后両陛下)が行啓。【写真2】

【2】皇太子殿下ご夫妻来園
【2】皇太子殿下ご夫妻来園

1970年
4月10日

野外音楽堂を取り壊し、日本庭園工事始まる。【写真3】

【3】野外音楽堂
【3】野外音楽堂

1971年
5月14日
日本庭園(第1期工事)、無料休憩所「楽水亭」が完成。石橋正二郎氏ほか関係者が列席し寄贈式が挙行される。
1972年
5月19日
日本庭園(第2期工事)が完成。
1976年
9月11日
石橋文化センター寄贈者 石橋正二郎氏逝去。
1977年
7月3日

遊園地閉場。遊具施設は鳥類センターへ移設。【写真5】

【5】遊園地
【5】遊園地

6月6日
市民図書館建設のために体育館閉館。
5月30日

鳥類センターに市民プールが開場したため、ペリカンプールの使用を停止。【写真4】

【4】大勢の子供たちで賑わうペリカンプール
【4】大勢の子供たちで賑わうペリカンプール

4月1日
入園料を無料化。石橋美術館の運営を財団法人石橋財団に移管。
1978年
9月20日
久留米市民図書館が完成。
4月1日
無料休憩所楽水亭内に「和風喫茶・楽水亭」を開店。
1月6日
石橋美術館の増改築工事竣工。
1979年
4月27日
石橋文化ホール・石橋文化会館増改築工事竣工。結婚式場を小ホール、会議室等に改装。
1980年
3月2日
坂本繁二郎画伯アトリエの移転・復元が終わり、完工贈呈式を開催。
1985年
4月6日
文化センター共同ホール完成。
1988年
4月29日
文化会館1階に市民ギャラリーを開設。
1989年
7月15日

プールスタンド撤去、管理棟の完成によりセンタープールがリニューアルオープン。【写真6】

【6】センタープール
【6】センタープール

1992年
5月1日
石橋文化会館1階に「久留米文化情報センター」を開設。
1993年
8月
石橋美術館別館建設の為、センタープール閉場。
1994年
4月1日
石橋文化センター友の会「みゅ~ず倶楽部」発足。
1995年
1月18日
石橋コレクションのうち書画・陶磁器類を収蔵展示する石橋美術館別館が竣工。石橋幹一郎氏(株式会社ブリヂストン名誉会長)より久留米市に寄贈。
1998年
10月2日
石橋文化ホールがリニューアルオープン。
(客席イス取替、舞台床張替、音響・照明設備改修、トイレ改修、楽屋改修、リハーサル棟新築など)
2006年
4月26日
石橋文化センター開園50周年を迎え、記念式典を挙行。
3月24日
楽水亭が「カフェ&ギャラリーショップ楽水亭」としてリニューアルオープン。
2007年
12月21日
石橋財団による坂本繁二郎旧アトリエ保存修理工事が竣工し、久留米市へ贈呈。以後、園内イベントに合わせてアトリエ内を一般公開。
2009年
12月
前年より始まった坂本アトリエ周辺並びに椿園整備工事が竣工。
2010年
3月22日
久留米市で開催された2010国際ツバキ会議において、石橋文化センターつばき園が「国際優秀つばき園」に認定。
2011年
4月26日
石橋文化センター開園55周年を迎える。
4月1日
公益法人移行により公益財団法人久留米文化振興会となる。
2013年
5月3日
石橋文化ホール開館50周年を迎える。
2014年
4月1日
石橋文化ホールリニューアルオープン。
(耐震補強工事、文化会館のエレベーターや文化ホールロビーのスロープ設置、車いす席の増設やロビー、ラウンジのグレードアップ)
2016年
4月26日
石橋文化センター開園60周年を迎える。
10月1日
石橋美術館の運営が(公財)石橋財団より久留米市に移行。
11月19日
久留米市美術館・石橋正二郎記念館開館。

石橋文化センターのあゆみ

石橋文化センターのあゆみ

1956年(昭和31年)に開園した石橋文化センターは、60年以上にわたり移り変わる時代の中で、取り巻く社会の情勢に合わせながら、地域の文化芸術活動の拠点として役割を果たしてきました。石橋文化センターの園内施設の変遷をたどりながら、そのあゆみを紹介します。

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